2012年7月アーカイブ

今日の写真は待機,調整中の HSC です.待機中は POpt2 ユニットの穴から真空ポンプの配管をいれ,中の真空容器 (Dewar) の真空度を保っています.
明日から装置交換が始まります.現在,すばる望遠鏡に搭載されている Suprime-Cam を,同じ装置交換階 に格納します.一旦 HSC につなげられた配管や電源等を外す必要があり,今日はその作業を実施しました.(YU)


最近の試験中の HSC の様子です.
奥の背の高いユニットが三菱電機が制作した可視主焦点ユニット (POpt2) で,これにキヤノンが制作した補正光学系が 接続されています.そして,POpt2 の中には天文台が制作したカメラユニットが納められています.中に入ったカメラユニットをパソコンから調整しているところです.
手前にあるのは赤外副鏡ユニットです.(YU)



ハードウエアの準備も進んできましたので,ソフトウエアの準備も進め始めました.
HSC は,スペースの都合上,カメラとしての機能の他に,オートガイ ドや主鏡形状を測るセンサー (シャックハルトマンフィルタ) の役割も担います.これらは望遠鏡制御計算機系の一部のシステムとして組み込まれます.カメラであり,望遠鏡制御のための一つの装置として振る舞うために,さまざまなケーブルで計算機同士をつなぐ必要があります.今日の写真はつなぐ直前のケーブル達の写真です.地味ですが,これがなければすばる主焦点カメラの売りであるシャープな像を得ることが出来ません.(YU)

ところが,カメラユニットを載せている台車と,装置交換用のロボットの構造物が干渉してしまうため,カメラユニットをホイストの真下に持ってくることが出来ず,そのままではつり上げることが出来ません.
そこで,装置交換 階用台車が威力を発揮します.ハンドルを回すことで, カメラユニットを自在に水 平移動することができ,ホイストの真下にカメラユニットを移動することが出来ます.
吊り上げることができる位置に移動したカメラユニットは慎重につり上げられ ,レンズ鏡筒のついた POpt2 へ挿入されました.(YU)

これまで Instruments Lab で調整を進めて来た HSC カメラユニットですが,4月 初旬に紹介した装置交換階用カートに HSC を載せ替え,ついに装置交換階(TUE) への移動を実施しました.
写真中のカメラユニット の背後には,左端に副鏡と,右端に PIR (赤外主焦点ユニット) があり,真ん中に HSC を搭載する POpt2 (可視主焦点ユニット2) が待っています.(YU)
本日も昨 日に引き続き,HSC の主焦点ユニットへの搭載の準備を進めていました.合体前の最終確認としてシャッタを動かす試験も行いましたので,その際に撮った動画を公開します.シャッタが開くと HSC の要である 116 枚の CCD が顔を出します.(YU)
