主力記者がD論没入モードに入ったため、記事の更新が滞り、約1ヶ月ぶりです。いくつかの要因が重なり、2012年1月に予定されていた試験観測が5月まで延期されました。このため、カメラの三鷹での調整・試験期間を延長することにしました。ところが、使用していた大型クリーンルームが1月中旬よりシャットダウンされることになってしまいました。震災時に天井パネルがずれてしまったのを、無理して使用してきたのですが、さすがにもう限界との判断が下されたからです。そこで、天文台内の別の小型クリーンルームへ引っ越しです。写真は引っ越しのためにデュワーを運搬箱に載せているところです。この運搬箱はハワイへの輸送にも使用する予定です。
さて、引っ越し先の小型クリーンルーム、ここは普通の実験室を転用したところなのですが、実はその部屋10年以上前に私たちのグループが初代Suprime-Camを組み立てていた部屋なのです。HSCもここからハワイへ巣立つことになりそうです(SM)。
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