これまでに何度かフィルター交換機構についての記事を書いていましたが,フィルターについてはあまり書きませんでした.
研究用途で天体観測をするときにはフィルターを使います.このフィルターは特定の波長の光のみを通すように制作されており,研究者はその透過率をきちんと把握しておかなければ,科学研究の目的を達成することが困難です.
今日の写真は透過率を測定する装置で,HSC の親分である Suprime-Cam フィルターを実際に検査しているところの写真です.このフィルターは非常に狭い波長の光しか通さないように設計されているため,ほとんど鏡に見えます(写真中の鏡状の長方形の板).もうすぐ HSC フィルターの測定も行いますので,その時に比較紹介します.(YU)
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