アンドロメダ銀河

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スクリーンショット 2013-02-01 19.38.03.pngHSCの調整も徐々に進み、視野全面で0.6秒台の画像も撮れるようになってきました。本日のテストで撮影した、アンドロメダ銀河(M31)の生画像を紹介しましょう。全部で400チャンネル以上あるアンプ相互の感度補正や、電気的なオフセットなどの補正を一切していない正真正銘の生画像です。山頂ではこのような画像を確認しながら、観測を進めています。


安定して高い結像性能が得られるよう、さらに調整のための試験観測が続きます。また、アンプ感度やCCD位置などのカメラ特性の精密測定が進むと、皆さんにもっと綺麗な画像をお見せすることができるようになります。ご期待下さい。

大きなM31がHSCの1.5度角の視野にほぼ収まっているのが分かります。今の時期M31は日没後西の空45度くらいにあります。都会から離れた暗い場所であれば、肉眼でもなんとか見ることができます。

A tile of raw CCD images of HSC. Andromeda galaxy (M31) is taken.  Image quality is roughly 0.6 arcsec (FWHM) all over the field of view. 2 min exposure i-band. 2013/02/01 HST




tilt-fwhm-901510.png


実際の試験には、M31のような大型の天体がない天域を使います。写っている星の大きさや形を評価して、視野内における分布が設計通りになっているかを調べます。左図は視野内での星の大きさの分布を示しています。一様に小さい値なのは、調整が順調に進んでいることを示しています(SM)。

Stellar image size distribution over the field of view evaluated on some anonymous blank field. Median seeing is 0.6 arcsec FWHM on this exposure. We see the gradual increase toward the edge which was expected from  the change of the plate scale.

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コメント(2)

これは圧倒的な威力を見せつける画像ですね。Suprime-Camの画像と比べるとその広さに驚かされます。
0.6秒シーイングが全体で達成されていることにも驚きを感じます。素晴らしい! Astro Picture of the Day
に投稿してみてはいかがでしょうか?

アンドロメダ銀河が収まるのですね。ところどころにスミアや白点が出ているところが補正前の画像みたいで雰囲気が出ています。

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