受け入れ駆動試験中の CCD が出力する信号がこれです.4つのチャネルに分けて 2048 x 4096 ピクセルの信号を読み出します.各チャンネルの電圧出力値をオシロスコープで表示させてみました.それぞれの波形は同じ形の繰り返しに見えますが,このときはほぼ真っ暗な中で撮像したためにすべてのピクセルが同じ値を持つためです.波形の中に見られる,下にさがるところ(リセットシグナル)から始まり,右に向って次のリセットシグナルまでが一つの周期で,一つのピクセル分の情報に対応します.まず,リセットシグナルで始まり,基準の電圧値が出力されます.その後立ち上がり,わずかに基準電圧より高い分が実際に光が当たった量を表す電圧値として出力されています.この後,このアナログ信号をデジタル信号に変換し,記録しています.たった一つのチップの二次元の画像が出てくるまでに,単純なことの繰り返しですが,とてもたくさんのことが行われています.(YU)
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